国際化

 

浄土真宗の家に生まれて、ひ祖母の葬儀で初めて人の死や葬式を見たのは11歳。

大学入試に駆り立てられて、入った大学でアメリカ人の宣教師に出会う。キリスト教

どの出会い。聖書との出会い。アメリカへの留学で見たのは、英語の早さと10年以上は

日本より進んでいる科学技術、どうしても勝てない土地の広大さ。

私にとって、国際化とはアメリカから始まって、英語文化圏を知ることだった。でも、40半ばでアジアを旅し始めてから、多様な文化や宗教があることを思い知った。その頂点が、2001年の同時多発テロかもしれない。イスラム文化とはどんなものだろうかと思うようになった。神田外語大学では、イスラムを学ぶ学科ができたそうだ。

日本の宗教は何だろうかと立ち止まる。それは私自身を問い直すことかもしれない。残された人生をどう生きるか、夏の終わりに考えている。